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風立ちぬの黒川そのモデルは?カストルプ正体とセリフも!金曜ロードショー4/12放送ネタバレ有☆

風立ちぬの黒川そのモデルは?カストルプ正体とセリフも!金曜ロードショー4/12放送ネタバレ有☆

 

この記事では、風立ちぬの黒川とそのモデルとカストルプの正体とセリフについてまとめています。

 

「風立ちぬ」には記憶に残るスタンドプレーヤーが出てきます。

二郎の職場の上司・黒川と謎のドイツ人カストルプは、それぞれキャラは違いますが映画を見た後で何度も思い出してしまうような強い個性で共通しています。

ということで今回は黒川とカストルプについてまとめていきます。

 

ネタバレを含みますので注意してお読み下さい。

 

★風立ちぬのシベリアについてまとめています↓

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風立ちぬの黒川はどんな人物?

風立ちぬの黒川はどんな人物?

黒川は三菱重工業に勤める航空技師で二郎と本庄の直属の上司です。

気難しく偏屈な性格で、入社したての二郎に無理難題を押し付けたり「新人しごき」をしてくる嫌な上司でした。

しかし物語が進むうちに、特高に追われる二郎をかくまってくれたり菜穂子が結核をわずらっていると知りつつ離れに住まわせてくれたりと、情に熱い部分を見せます。

二郎と菜穂子の仲人を勤めた際は涙ぐむ一面もありました。

髪質が硬いのか、歩くと髪の毛が上下してかわいらしいです。

風立ちぬの黒川のモデルは?

風立ちぬの黒川のモデルは?

「風立ちぬ」のキャラクターにはそれぞれモデルになる人物がいます。

二郎はゼロ戦の設計士堀越二郎氏をモデルにしています。

菜穂子は堀辰雄さんの小説「風立ちぬ」のヒロイン節子とそのモデルの女性・矢野綾子さん、それから同じく堀さんの小説「菜穂子」を併せて作られています。

本庄と服部は実在の堀越二郎の先輩と上司、本庄季郎と服部譲次がそれぞれモデルです。

カプローニのモデルはイタリアの航空技師ジャン・カプローニ氏で、彼は航空会社「カプロニ」の創始者です。

黒川にもモデルとなる人物がいるんでしょうか?

 

実は黒川のキャラクターは宮崎駿監督を参考にしています。

はじめからモデルに設定されていたわけではなく、作っていくうちに宮崎監督が投影されて、似ているという結果になりました。

 

そう言われると、似ているでしょうか?

顔の造形も言動も似ている、と映画スタッフのお墨付きです。

宮崎監督自ら黒川の声をやりたいとの発言もあり、かなり親近感をおぼえていた事がわかりますね。

 

こんな声もありました。

 

 

似てる人多いですね!

私たちの身近にも黒川がいないか探してみるのも楽しそうです!

 

風立ちぬのカストルプの正体は?ネタバレ有☆

風立ちぬのカストルプの正体は?ネタバレ有☆

カストルプは、避暑地・軽井沢のホテルに泊まっていたドイツ人です。

ボウルから山盛りのクレソンをシャクシャク食べるシーンが鮮烈でしたね。

 

 

 

カストルプは、会ってすぐに二郎が飛行機の設計士であると見破ります。

「あなたはシャーロック・ホームズですか」と笑う二郎に、「ここは「魔の山」いやな事、みんな忘れる」と返します。

 

カストルプの名前はトーマス・マンの小説「魔の山」に出てくる主人公ハンス・カストルプからとられています。

「魔の山」の主人公カストルプは結核でスイスの山中にあるサナトリウムで療養生活を送り、その後戦争に駆り出されていくことになります。

 

尚、風立ちぬの作品中ではカストルプの正体は明らかにされていません。

彼はすべてを見透かしているような不吉な言葉を、ユーモアを交えながら言う謎めいた人物という役回りです。

ナチス政権の台頭するドイツを「ならず者の集まり」と言ったり、日本やドイツの政治情勢に対する辛辣な意見を持っています。

ホテルでカストルプと接触した後二郎は特高警察に追われ黒川宅へかくまってもらい、カストルプ自身も国外逃亡します。

 

このことから私は、カストルプの正体はドイツのスパイだと推理しました。

当時のドイツはスパイが暗躍し、四六時中秘密警察が目を光らせていたので、カストルプもそのうちの一人で、敵国の軍事機密を探っていたんじゃないでしょうか?

 

 

ちなみに、カストルプが食べていたクレソンサラダですが、実はとても栄養価が高いものなんですよ^^

 

風立ちぬのカストルプのセリフ☆予言のような数々を紹介☆ネタバレ有

風立ちぬのカストルプのセリフ☆予言のような数々を紹介☆ネタバレ有

カストルプの言葉には洞察力がありすぎてほぼ予言じみたセリフが多いです。

カタコトも含めとてもかっこいいので、いくつか見てみましょう。

 

 

軽井沢のホテルのテラスで独り言のように漏らしたセリフです。

そう言いながら後のシーンでまたドイツのタバコを吸っていることから、彼が定期的にドイツ人と接触していることがわかります。

 

 

 

二郎が菜穂子と再会したホテルのロビーで、カストルプはピアノを弾きながら歌いだします。

そこに二郎と里美も加わりその場の客全員の大合唱になります。

これは1931年ドイツで製作された映画「会議は踊る」の劇中歌で、歌詞を訳すとこうなります。

 

ただ一度だけ
もう二度と来ない
ただの夢かもしれない。
人生にただ一度
明日にはもう消え去っているかも。
人生にただ一度
だって花の盛りはただ一度だけ
 

これは二郎と菜穂子の破滅的な恋愛を予言しているようでもあり、日本の行く末を暗示しているようでもあります。

 

 

今回のまとめ

 

今回は、風立ちぬの黒川とそのモデルとカストルプの正体とセリフについてご紹介しました。

 

「魔の山」や「会議は踊る」など「風立ちぬ」は教養がないと細かいところまで理解できない作品です。

逆に言えば知らなかった本を読んで教養を深める良いきっかけをくれる映画と言えますね!

 

4/12金曜ロードショー「風立ちぬ」、作品の脇を固める黒川とカストルプにも注目して見てみてはいかがでしょうか?