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風立ちぬドイツシーンや歌!反応はどんな感じだった?4/12金曜ロードショー

風立ちぬドイツシーンや歌!反応はどんな感じだった?4/12金曜ロードショー

 

この記事では、風立ちぬのドイツシーンや歌、反応はどんな感じだったかについてご紹介していきます。

「風立ちぬ」は宮崎駿監督本人が「予備知識がなければ理解できない、大人向けの作品」と語る、ジブリ映画の中でも大きく評価の別れる異色作です。

ですので今回は特に予備知識が必要なドイツのシーンに絞って調べてみました。

ネタバレがかなりありますが、よりわかりやすく映画を見るために読んでみて下さい。

 

風立ちぬのドイツシーンは?見どころネタバレ!

風立ちぬのドイツシーンは?見どころネタバレ!

三菱でドイツ・ユンカース社の爆撃機の下請けをすることになり、二郎と本庄は視察旅行に出かけます。

ユンカース社の巨大飛行機製造工場を訪れ、ドイツとの技術差を目の当たりにした二郎は感銘を受けますが、ドイツ側は「技術を盗みにきた」という不信感から視察に制限をかけてきます

しかしユンカース社長の取り計らいで大型爆撃機G.38の飛行に同乗させてもらえます。

 

その後2人は極寒のドイツの夜を散歩しながら航空先進国ドイツに追い付く決意を語ります。

 

 

当時のドイツはベルサイユ条約で戦闘機の製造が禁止されていましたが、後に戦闘機に変換できる「仮面民間機」を生産していました。

大型旅客機であるG.38と同型のユンカースK.51重爆撃機のライセンスを三菱が買い取り、それを参考に開発されたのが九二式重爆撃機です。

ちなみに「風立ちぬ」では飛行機のエンジン音を本物の音を使わずに人間のボイスパーカッションで表現しているんです。

汽車や地震の地鳴りもボイパですので、注意して聞きたいところですね!

 

 

二郎と本庄に飛行機見学の許可を与えたユンカース社長は実在するドイツで生まれた発明家、実業家のフーゴー・ユンカースをモデルにしています。

爆撃機を作りながらも戦争に反対しナチス政権に批判的な態度をとり続けたため、会社を追放されてしまいます。

そしてナチスの監視下におかれ軟禁状態のまま、その後亡くなってしまいます。

 

風立ちぬでドイツの歌は?どんな内容?

風立ちぬでドイツの歌は?どんな内容?

軽井沢のホテルでカストルプが歌う「ただ一度だけ」の他に、「風立ちぬ」にはドイツの歌が出てくるシーンがあります。

視察先のドイツの下宿先にて、隣家の窓から歌が聞こえてきます。

ここで流れているのはシューベルトの「冬の旅」第6曲「溢れる涙」の一節です。

歌を聞いた二郎は「冬の旅だね」と呟き、本庄が「俺達にぴったりの歌だな」と返します。

どこがどうぴったりなんでしょうか?

単純に冬にドイツ旅行しているからという意味でもよさそうですが、もう少し調べてみましょう。

「冬の旅」は主人公の青年が親方の娘に失恋し傷心のまま冬の街をさまよう、という暗いストーリーです。

「溢れる涙」の歌詞は以下のようなものです。

 

我が眼 溢る涙
とめどなく 雪に落ち
冷たき雪の きれぎれは
燃ゆる悲しみ 吸い付くしぬ

 

映画で使われたのは最後の部分だけです。

「冬の旅」には「失恋して放浪する」というストレートな意味もありますが、「社会と隔絶されて自分の内面をさまよう」という広い解釈もされています。

戦争に向かう不穏な世の中で、仕事と自分の気持ちの折り合いをつけなければならない二郎と本庄の立場にも重なりますね。

 

風立ちぬのドイツの反応!どうなの?

風立ちぬのドイツの反応!どうなの?

ドイツのシーンで「わからない」という反応が多いのが、二郎と本庄が夜道を歩いている場面です。

2人はドイツ人が何者かを追いかけているのを目撃し、本庄が「あれは格納庫にいた男だ」と呟きます。

 

格納庫で二郎たちに「うろうろするな」と命令してきた守衛は、そのあと社長であるユンカース博士が飛行機の視察を許可したことからユンカースの社員ではなくドイツ政府の派遣した情報部の人間です。

その守衛に追いかけられているということは、この男はユンカース社の技術を盗もうとした他国のスパイということです。

スパイの問題は当時のドイツでは日常茶飯事だったということを暗に伝えています。

 

また、よく見ていないと反応できない部分もあります。

二郎がドイツで宿泊したホテルの壁にアルノルト・ベックリンの「死の島」がかけられています。

この絵の主題は「葬儀」です。

暗く広い水辺に浮かぶ荒れ果てた岩の島に、小さな船が到着したところが描かれています。

船には白いフードの人物が立ち、その前には棺桶のようなものがあります。

小さな岩の島には背の高いイトスギの樹木が立っていて、祭壇のようなものも見受けられます。

 

これから先の二郎の運命を暗示しているようで不吉です。

 

まとめ

 

今回は、風立ちぬのドイツシーンや歌、反応はどんな感じだったかについてご紹介していきました。

 

当時のドイツの時代背景と実在の出来事や人物について、知っているのと知らないのとでは映画の面白さが全然違います。

最後に、カストルプの声を担当したスティーブン・アルパートさんは北米出身なので日本語もドイツ語もカタコトです。

真似して言ってもドイツ人には伝わりませんのでご注意下さい!

 

4/12金曜ロードショー「風立ちぬ」、ドイツのシーンも併せて楽しみにしましょう。