この記事では、ナツメグの致死量と中毒成分はどんなものなのかと、ナツメグの毒性の内容とアレルギーになるのはどんな時かについてご説明してきます。
ナツメグは日常的に料理に使用しますが、毒性について知らないと怖いのでぜひ参考にしてください!
あなたは、ナツメグってどんなものか知っていますか?
ナツメグと言えば、ひき肉料理に欠かせないスパイスです。
特にハンバーグを作る際にレシピ材料の中に「ナツメグ」と記載されていますし、ナツメグは肉の臭みを消してくれるので、入れる入れないでかなり味に差が出ます☆
それに、ナツメグは健康に良い効能もたくさん持っています。
ナツメグの持つ効能の中には女性に嬉しい効能もあるんですよ!
しかし、そんなナツメグも使用料を誤ってしまうと大変なことになってしまいます。
過去には8歳の子どもが大量に摂取して死亡したという例もありました。
子どもを持つ私としてはとても他人事とは言えないことです^^;
そんなナツメグの致死量や中毒性をしっかりと覚えておき、安全に使用しましょう。
ナツメグの致死量は?どれくらい?
ナツメグはハンバーグなどのひき肉料理や最近ではお菓子などにも良く使われるようになりました。
しかし、ナツメグは使用量を誤ると大変危険です。
実はナツメグは大量に摂取すると毒へと変わってしまいます。
ナツメグは5g以上摂取すると大変危険だと言われています。
過去にはナツメグを2個摂取した8歳の子ども死亡したことから、ナツメグは2個が致死量のラインであるとされています。
また、ナツメグを自殺目的でも使用されることもあるようですね。
恐ろしいです・・・
このようにナツメグを5g以上取ると危険かもしれませんが、実は5gって相当な量になります。
ナツメグを料理に使うものは大体がパウダーでコショウなどと同じ容器を使用しますよね。
1振りおおよそ0.034g(S&Dナツメグパウダーより)です。
小さじ1杯入れたとしても1.5gです。
なので普通に料理に使う分には何の問題もありません。
ただし、ナツメグが好きだからと大量に摂取するのはやめましょう。
ナツメグの中毒成分は?
ナツメグは、ニクズクの果実の種子から作られています。
ナツメグは古くからニクズクと呼ばれた漢方薬としても使用されており、
- 消化促進
- 食欲増進
- リラックス効果
- 疲労回復
- 冷え性の改善
などなど、とても嬉しい効果がたくさんあります。
特に女性なら冷え性の改善はとても魅力的な効能ですよね。
しかし、これは使用量をきちんと守ったらの話です。
ナツメグは0.5gほどの使用量が一般的です。
ナツメグにはミリスチシンが含まれています。
ミリスチシンとはナツメグに少量存在する中枢神経系に以上をもたらす成分で、向精神作用と抗コリン性の症状を引き起こします。
ナツメグは健康にいいからと摂取量を誤ってしまうと毒へと変わってしまうので注意しましょう。
ナツメグの毒性は?どんな内容?
ナツメグを大量に摂取すると、痙攣・動悸・めまい・頭痛・嘔吐・脱水症・全身への疼痛感を引き起こします。
他には幻覚症状・低血圧・呼吸が不規則になる症状も出るようです。
これはナツメグに含まれているミリスチシンが原因で、大量に摂取すると向精神作用と抗コリンの症状を引き起こすことが原因のようです。
特にナツメグの幻覚作用はとても危険で、マリファナの幻覚作用とよく似ているとされています。
そんなナツメグを大量に摂取すると最悪死に至ることもあります。
もしナツメグを誤って大量に食べてしまった場合は、家庭でできる対処方法は嘔吐する方法が一番効果的なようです。
しかし、なかなか嘔吐って簡単にはできないですよね。
そのような場合は迷うことなく医療機関を頼ることをおすすめします。
医療機関で胃洗浄などの処置を受けることができます。
ナツメグは中毒症状が出ても血液検査などで異常が発見されることがあまりありません。
ナツメグでアレルギーになる?どんな時?
ナツメグを摂取したことで、稀にアレルギーを起こす場合があるようです。
ナツメグはスパイスであってナッツではありません。
ナツメグアレルギーはスパイスなどによるタンパク質に対する過敏症によるものだとされています。
ですので、食物アレルギーとされるワケではないようですね。
ナツメグアレルギーの症状は摂取してから数分以内に起こり、花粉症や食物アレルギーと同じ症状が出ます。
見られる症状は以下になります。
くしゃみ・鼻水・吐き気・下痢・嘔吐・胃痛・痙攣の他に、唇や舌など顔面に腫れが生じたり肌の炎症を起こすことがあります。
また、蕁麻疹や湿疹などを発症することもあるようです。
他には喘息を起こすこともあるようで、もしそのような兆候が見られたら迷わず医療機関を受診するようにしましょう。
今回のまとめ
今回は、ナツメグの致死量と中毒成分はどんなものなのかと、ナツメグの毒性の内容とアレルギーになるのはどんな時かについてご説明してきました。
ナツメグは少量を料理に使う程度なら何ら問題はありませんが、5g以上取るととても危険だとされています。
薬も過ぎれば毒になるということわざがありますが、正しくそれですね。
くれぐれもナツメグの使用量には気を付けるようにしましょう。