「結婚したら、子供は自然に授かるものだと思っていたのに、気がついたらもう数年経っている・・・」
「早く子供が欲しい。時間だけが無駄に過ぎていくのが辛い・・・」
など、いろいろな理由から不妊治療を始めます。
しかし、不妊治療を始めたからといって、すぐに子供ができるとは限りません。
そんな時、あなたはきっと1人でいろいろと考えて悩んでしまうでしょう。
不妊治療はとてもつらいし、孤独です。
男性にすべてを理解してもらうことは、とても難しいことです。
気持ちをを分かってもらえず、もんもんとしてしまう・・・
それは仕方のないことです。
しかしそのままでは、あなた自身もつらいままですよね?
「どうして不妊治療がつらいのか?」
という理由がわかれば、あなた自身も少し冷静になれ、気持ちが楽になるかもしれません。
そこで今回の記事では、不妊治療が辛いのはなぜか?その理由をお伝えします。
そして、辛い不妊治療を乗り越えられるような、あなたなりの気持ちの持ち方を見つけましょう。
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不妊治療が辛い理由
では、不妊治療をしているとどういったことが辛いのか?
その理由を書いていきます。
精神的苦痛
不妊治療で経験する苦痛の中で、一番大きく占めるのは、「子供ができない」というレッテルを周囲から貼られることではないでしょうか?
不妊治療せずに自然に妊娠することが出来れば、誰もがその事を望んでいるはずです。
しかし、いろいろな理由から治療をしなければいけない場合があります。
その時、「自分は不妊治療をしなければ、子供が授からない身体なんだ」とレッテルを貼られてしまったと感じることがありませんか?
自然妊娠であれ、不妊治療での妊娠であれ、妊娠には変わりはありません。
また、レッテルを貼るのは、他の誰でもなく自分ではないでしょうか?
だからこそ、余計に自分の身体を責めてしまうのかもしれませんね。
私も不妊治療をしていてるとき、期間が長くなるにつれ、周りの目が異様に気になる時期がありました。
あの時は、生きた心地がしなくて、本当につらかったです。
しかし、気持ちの持ち方1つで変われます。
といっても、なかなかそこまで気持ちをもっていくことが大変なんですけどね・・・
でも!不妊で悩んでいるのはあなただけではありません!
そのことだけでもわかっていてほしいです。
そして、この記事を読んで、少しは気持ちが落ち着くといいなと思います。
ホルモンバランスの崩れ
2つ目は、ホルモンバランスが崩れることです。
不妊治療中は、ホルモン投薬のため、気持ちの浮き沈みがしやすくなります。
例えば・・・
- 友達や芸能人の妊娠をうらやましく思ってしまう
- 街で見かけた、マタニティマークやお腹の大きい妊婦さんを見ると辛くなってしまう
などがあります。
あなたは、そのような気持ちになった経験がありませんか?
そして、心から「おめでとう」と言えない自分を責めたりしていませんか?
しかし、これもホルモン投薬が原因ですので、なるべくなら自分を責めたりしないようにしましょう。
なかなか割り切れませんが、「薬のせいで、今自分は気持ちが落ち込んでいるんだ」と考えて、辛いときは気分転換をすることを考えましょう。
生理が来るストレス
精神的苦痛内で一番大きいストレスは、「妊娠しない」ということです。
それが一番はっきりわかるのは「生理がくること」です。
基礎体温を付けている人は、基礎体温後半の時期になると、体温の上昇が気になって寝れなかったり、それにより眠りが浅くなる、不眠になる人がいるほどです。
そしてこの時期に生理が来てしまうと、「こんなに頑張ったのに・・・」と、まるで谷底に落されてしまった気持ちになります。
本当に「生理」がきた時のあの落胆する気持ちは、周りにもなかなか理解してもらいにくいものです。
でも本当に辛いんですよね・・・
そのような場合でも、不妊治療で悩んでいるのは、あなた1人じゃないということを知っていてほしいです。
そして、次こそは!という、気持ちを強くもっていただきたいと思います。
身体的苦痛
不妊治療では「採血」や「自己注射」など、身体的にも痛い治療が多くあります。
治療や検査が進んでいくと、ホルモン検査のための採血や、排卵誘発剤の自己注射を毎日打たなければいけなくなりますよね?
注射が好きな人はいないですから、ここも我慢が必要なところです。
毎日打つのは、身体的にも精神的にも苦痛ですので、とてもつらい日々でしょう。
この気持ちの切り替えは、赤ちゃんのため!と強く自分自身に思う事です。
しかし、それでも気持ちが弱くなる時もあると思います。
そんなときは無理せず体を休め、十分に休養を取ることもとても大切なことです。
子宮や卵巣の痛み
不妊治療で一番有名な検査に「卵管造影検査」(らんかんぞうえいけんさ)があります。
個人差はありますが、この検査の時に流す液体が、卵管が詰まっている場合にかなりの痛みを感じると言われています。
また、治療がステップアップしていくと、体外受精のとき「採卵」を行います。
子宮の中に、細長い針を刺して、卵巣から卵胞を取り出します。
ほとんどの場合は、局部麻酔で行いますが、病院によっては、全身麻酔するとこともあるので、身体的にはかなりの負担がかかるでしょう。
ですので、「卵管造影検査」や「採卵」をした場合は、必ずしっかりと身体を休めてください。
身体が弱ったままだと、気持ちも弱くなりますし、日々の生活も楽しいと思えなくなります。
そして、何のために不妊治療しているのかわからなくなってしまいます。
そうならないように、ぜひ十分な休養を取りましょう。
経済的苦痛
最後は治療の費用についての悩みです。
不妊治療は、その内容によって大きく変わってきますが、体外受精を1回行うと約30~50万円ほど費用がかかるといわれています。
体外受精には、保険は適用されませんので、すべてが自己負担となります。
治療以外にも、サプリメントや整体や鍼(はり)治療に通っている場合は、更にお金がかかります。
しかし、お金をかけても赤ちゃんを授かるかどうかはわからないので、「妊娠出来ないと今までのお金が無駄になってしまう」と、自己嫌悪に落ちて、自分自身を責めてしまうことがあります。
現に、私自身もそう思ってしまったときがありました。
しかし、落ち着いてきて考えたとき、気持ちを切り替えることも時には必要なことだと、そのとき感じました。
もし、赤ちゃんを授かっても・授からなくても、夫婦2人でしっかりと話し合って、後悔しない道を選んでください。
不妊治療が辛い理由まとめ
不妊治療が辛いということは、やはり経験した人でなければわからないものです。
いろいろと理由を書きましたが、今回の記事で少しはあなたの気持ちが冷静になり、いろいろと考えられるきっかけになれば嬉しいです。
辛い不妊治療ですが、少しでもストレスを貯めないで欲しいです。
時には治療をお休みして、「夫婦2人の時しかできないこと」を思いっきりやったりしてみましょう!
そして、夫婦2人の生活を満喫することも、心の休養に必要なことだと私は思います。
読んで頂きありがとうございました。
少しでも気持ちが楽になっていただけたら幸いです。