この記事では、太いアスパラを焼くときのおいしく焼けるポイントと、下処理方法、そして太いアスパラのグリル料理でのおすすめレシピを紹介していきます。
この季節が旬のアスパラガスは、見た目の華やかな黄緑色としゃきしゃきした食感が魅力的です。
スーパーや八百屋さんに行くと太いアスパラガスと細いアスパラガスが売られていますよね。
みなさんはどちらを選んでますか?
太い方がいいのか細い方がいいのか、そもそも太さ以外に何か違うのか、わからないと迷ってしまいますよね。
今回はそんなアスパラガスの太い細いの違いと特徴やレシピをまとめてみましたので、アスパラを選ぶ際の参考にしてみて下さい。
焼肉のアスパラについてはこちら↓の記事にまとめています。
太いアスパラを焼くときに気を付けるポイントは?
太いアスパラガスを焼く時に注意すべきなのは、
- 中まで火が通りにくい
- 味がつきにくい
という2点です。
この問題は、
- 切り方に工夫する
- 下茹でをする
という方法で解消できます。
それぞれ説明していきます。
切り方は斜め切り、または太さを半分に切るなどすると火が通りやすくなり食べやすいです。
斜め切りは面積が増えて味がからみやすくなります。
太さを半分に切る時は、アスパラの先から包丁を引くようにして、縦に半分に切ります。
こうすると皮の緑色と中の白さのグラデーションが引き立ち、料理の見映えもよくなりますよ。
次に下茹でですが、あらかじめ少し茹でておけば調理の加熱時間が足りなかったということがなくて済みます。
やり方は沸騰した湯で1分ほど茹でるか、レンジで約30秒加熱します。
茹でた場合はアスパラガスの水溶性の栄養素が水に流れ出てしまうので、栄養を残すにはレンジの方をオススメします。
太いアスパラの下処理は?通常のものとの違う点は?
次はアスパラが太い場合の下処理の手順をお伝えします。
- 根元と茎の真ん中を持ち、硬い部分を折ります。
- 茎の下のほうの皮をピーラーで剥きます。
- ピーラーか手でハカマを取ります。
- 下茹でまたはレンジで加熱します。
ハカマというのは茎についた三角の茶色い部分です。
太いアスパラガスは細いアスパラガスより火が通りにくいので、しっかり下処理しておきましょう。
続いて、太いアスパラガスと細いアスパラガスの違いについて説明します。
アスパラガスは根っこが太いと茎も太くなります。
植えてから3年後から収穫可能で年が経つごとに根が太くなっていきますので、年数が浅いと太いアスパラガスはできないということですね。
それぞれの違いをまとめると、
- 値段:太いアスパラガスのほうが高い
- 食感:太いアスパラガスのほうが柔らかい
- 味と風味:細いアスパラガスのほうが濃い
となります。
太いアスパラガスのほうが柔らかく食べやすいというのは意外だったんじゃないでしょうか。
私は野菜は細いほうが若くて柔らかいというイメージがあったのでちょっとびっくりしました。
アスパラガスの繊維の数や皮の厚さは太さに関係なく一緒です。
なので太いアスパラの方が繊維や皮の比率が少なくなるため、柔らかいと感じられるんです。
味や風味も繊維や皮と一緒で一本に含まれる量は変わりませんので、今後は逆に細いほうが味が濃く香りもはっきりしているということになります。
太いアスパラガスと細いアスパラガス、それぞれ良いところがあるんですね。
柔らかい食感がいい時は太いアスパラ、歯ごたえと味をしっかり楽しみたいなら細いアスパラなど、その時の好みで選んでみてはいかがでしょうか?
太いアスパラのグリル料理おすすめはこの○つ!
ここからは太いアスパラを美味しく食べるオススメのレシピを紹介していきます。
アスパラガスの塩焼き
☆材料
- 太いアスパラガス 6本
- 塩 適量
☆作り方
- アスパラの硬い部分を取り除き、ピーラーで下の方の皮を少し剥きます。
- 両手に塩をつけ、アスパラガス全体を擦るようにして塩を塗ります。
- グリルにアスパラを並べ、穂先に焼き目がついたら完成です。
出典:グリルで簡単☆太アスパラガスの塩焼き(cookpad)
アスパラガスの肉巻き
☆材料
- アスパラガス なるべく太いもの
- 豚バラ薄切り肉 アスパラ1本につき1、2枚
- 塩こしょう 適量
☆作り方
- 豚バラをアスパラガスに巻きます。
- グリルにアルミホイルを敷いて塩こしょうを振り、肉巻きアスパラを並べます。
- 中火で7、8分焼き、バラ肉に焼き色がつけば出来上がりです。
アスパラグラタン
☆材料(2人分)
- アスパラ 3本
- 玉葱 1/2個
- ベーコン(ハム) 2枚
- じゃがいも(男爵) 1個
- バター 20g
- 塩 小さじ1
- こしょう 適量
- 小麦粉 大さじ1と1/2
- 牛乳 200cc
- ピザ用チーズ 30g
- 粉チーズ 少々
☆作り方
- アスパラは4cm、玉葱は薄めのスライス、ジャガ芋は皮を剥いて厚さ1cmくらい、ベーコンは2cm幅に切っておきます。
- バターでベーコンと野菜を炒め、塩こしょうで軽く味付けします。
- 小麦粉を振り入れて全体に行き渡るように炒め、牛乳を加えます。
- 弱火で混ぜながら温め、とろみがついてきたら蓋をして約10分煮込みます。
- グラタン皿に移し、チーズ、粉チーズをかけてオーブントースターで焦げ目がつくまで焼きます。
アスパラのしゃきしゃき感が残るくらいがベストです。
今回のまとめ
今回は、太いアスパラを焼くときのおいしく焼けるポイントと、下処理方法、そして太いアスパラのグリル料理でのおすすめレシピを紹介してきました。
まとめますと、太いアスパラガスは細いアスパラと比べて、
- 株の年季が入っていて根っこが太い
- 柔らかくて食べやすい
- 値段は高め
- 味や風味は薄い
という内容でした。
私は新鮮な太いアスパラガスが手に入ったら、まずは丸ごと1本焼きにするのが一番好きです。
太いアスパラガスは限られた時期にしか味わえない貴重な美味しさですので、ぜひ食べてみて下さい。