名古屋には歴史的な名所として名古屋城があるものの、近代化の進展や戦時中の被害によって古くからの街並みは多くが失われることになりました。
そこで改めて歴史文化を体感することのできる観光拠点として、「金シャチ横丁」の構想が持ち上がったのです。(*^。^*)
構想から6年が経過した2018年3月29日、金シャチ横丁は満を持して名古屋城エリアのあらたな施設としてオープンしました。
地元のグルメからお土産屋さんまでが一堂に会していて、城下町テイストにもなっていますから歴史の雰囲気を楽しむこともできます。
店舗の数は19店舗にもなりますから、名古屋城の観光と併せて休みの日に家族で1日を過ごすにもうってつけのスポットです。
そこで今回の記事では、金シャチ横丁がどのような場所であるのか、また交通機関でのアクセス方法や営業時間も含めてご紹介します。
名古屋の金シャチ横丁ってどういうところ?
金シャチ横丁という施設は、テレビの時代劇などに登場する城下町をイメージするとわかりやすいかもしれません。
歴史的な街並みのようにお店が並んでいる飲食施設であり名古屋城の正門エリア、東門エリアに位置しています。
名古屋城の正門側は「義直ゾーン」と名づけられていて、尾張藩の初代藩主だった徳川義直にちなんで名づけられました。
義直が名古屋という街の土台をつくったことから義直ゾーンにはみそかつの「矢場とん」やえびせんべいの「えびせんべいの里」、地酒の「十代目儀助」などいわゆる「なごやめし」としておなじみのメニューを提供する12店舗が出店しています。
一方、名古屋城東門側の「宗春ゾーン」は尾張藩7代藩主の徳川宗春にちなんで名づけられました。
宗春は名古屋の街を文化の面から活気づかせたということで、名古屋にあらたな食文化を生み出すべく創作串揚げの「創作串揚げつだ」やスローフードイタリアンバールの「SHIROMACHI GRILL」など7店舗が並んでいます。
金シャチ横丁の場所は?交通機関についても!
金シャチ横丁は名古屋城の「城下町」ですから、名古屋城を目指して行けば道に迷ってしまうようなことはないでしょう。
住所は義直ゾーンが名古屋市中区三の丸1丁目2番3~5号、宗春ゾーンが名古屋市中区二の丸1番2・3号です。
★名古屋市営地下鉄の名城線を利用すると市役所駅で下車して7番出口から地上に出てすぐが宗春ゾーンとなっています。
義直ゾーンまでは、そこから西へ歩いて10分ほどです。
★地下鉄の鶴舞線を利用すると、また義直ゾーンへは浅間町駅で下車して1番出口から地上に出て南東へ10分ほど歩けば到着します。
★バスを利用するのであれば、名古屋市営バスの名古屋駅バスターミナルからいくつかのバスが出ています。
☆義直ゾーンへいくには
なごや観光ルートバスメーグルですと名古屋城停留所で下車してすぐ。
安井町西行きの栄13系統では名古屋城正門前停留所で下車してすぐです。
☆宗春ゾーンへいくには
基幹2号系統の市役所停留所で下車してから10分ほど歩きます。
専用の駐車場がありません。最寄りの駐車場としては名古屋城の正門側ですと名古屋城正門前駐車場、東門側ですと名城公園二の丸東駐車場があります。
金シャチ横丁の営業時間は?混雑を避ける時間帯もご紹介します
金シャチ横丁の営業時間については、厳密には出店しているそれぞれの店舗によって違っています。
ただエリアがオープンになっているという意味での営業時間ですと義直ゾーンは営業開始時間が午前10時30分、終了時間が午後6時30分です。
宗春ゾーンは営業開始時間が午前10時30分、終了時間は午後10時30分となっています。
歴史と観光を同時に楽しむことのできるスポットであることから、客層については平日ですと外国人観光客が目立っている一方で休日になると家族連れの割合が高くなっているようです。
特にどうしてもランチタイム、ディナータイムが各店舗でも混雑のピークとなっています。
混雑を避ける上で狙い目の時間帯としてはオープン直後や午後2時から午後5時頃、午後8時以降ですと比較的落ち着いているでしょう。
ただし子供連れ、それも子供の年齢によっては疲れや眠さもありますから夜の時間帯は避けた方が良いかもしれません。
今回のまとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、金シャチ横丁がどのような場所であるのか、また交通機関でのアクセス方法や営業時間も含めてご紹介してきました。
改めてまとめると、
・名古屋の金シャチ横丁は、歴史的な景観と地元ならではのグルメを同時に楽しむことのできる新名所として注目されています。
家族で出かけるにも古き良き街並みを目にすることには大きな意味がありますし、出店している店舗の数も多く何度もリピートして訪れるだけの価値はあるでしょう。
・金シャチ横丁の最寄りには地下鉄の駅やバス停もありますから、地酒を楽しみたいといったときにもアクセス面で交通手段の心配はありません。
金シャチ横丁には専用の駐車場こそないのですが、名古屋城の駐車場や周辺のコインパーキングもありますからもちろん車で出かけても大丈夫です。
・金シャチ横丁の営業時間は午前10時30分からということで、お昼時の混雑を避けるのであればオープンと同時に到着するタイミングで出かけると良いでしょう。
それでなければ、ランチの時間帯を過ぎた午後2時から夕方にかけての時間帯がおすすめです。
これまで名古屋には、ひとつの場所でさまざまなグルメを楽しむことのできるスポットがありませんでした。
そのような中で誕生した金シャチ横丁は、待望の新名所です。
名古屋城は元から名古屋を代表する観光名所でしたが、金シャチ横丁も加わったことで間違いなく名古屋城エリアで過ごす楽しみは増えました。
ぜひ一度、家族で足を運んで楽しい時間を過ごしてみてください!