出産という人生でかけがえのない経験をされた女性は、みなさん命を懸けて新しい命をこの世界に迎え入れ、本当に素晴らしいことだと多くの方が感じていることでしょう。
しかし、産前産後のトラブルは本人しかわからないほど苦しみも千差万別、同じ女性でもわからないことが多いこともあり、不安な思いをしている経産婦さんもおみえになるでしょう。
産後の悪露、人によって症状はそれぞれになりますが、通常1か月ほどでおさまるものだと思います。
しかし、中には症状がなかなか安定せず、悪露がおさまらず、体調も安定しない方もいらっしゃるかと思います。
今回の記事は、悪露の正常な期間はどのくらい?、1か月を過ぎても悪露が赤い場合は異常?、腹痛と関係するのかを詳しく解説します。
悪露の正常の場合でも異常な場合はなおさらいつまで続くのか心配ですよね。
あなたの不安が少しでも解消するように、こちらをぜひ、参考にしてみてくださいね^^
悪露が1ヶ月 正常な期間ってどのくらい?
悪露は生理のような出血ですが、主に産後の胎盤や子宮内膜が剥がれた分泌物になります。
通常でしたら1か月で終わる方が多いですが、出産という大仕事を終え、傷ついた子宮が収縮していて回復している証拠なので通常でしたら心配することはありません。
悪露には個人差がとてもありますので、1か月はあくまで目安ということで、収縮しているのであれば、血の色が赤くても経過観察で大丈夫です。
また、一人目二人目の出産と出産の回数によって悪露の期間は違ったりもします。
しかし、悪露が続くということは、まだ子宮内に胎盤などが残っている可能性もあります。
癒着すると体調に異常がある場合もあります。
不安でしたら受診をし、医師や助産師に相談することで安心できるのではないでしょうか。
悪露の1ヶ月 赤い血は正常?
血の色が赤いということも悪露の期間と同じで個人差があります。
悪露の赤い血は2週間から3週間すると血液成分がなくなり主に白血球が多くなって黄色っぽかったり白っぽかったりします。
しかし、子宮が収縮して妊娠前の状態になることを子宮復古といいますが、何らかの理由で妊娠前の状態に戻れなくなっているかもしれません。。
妨げている状態の子宮復古不全になっているかもしれません。
考えられる理由は以下のようなことがあります。
子宮に胎盤が残っている。
子宮筋がのびて収縮できない
そのような場合は、病院で処置が必要になってきますので、いつまでも悪露が赤い場合は受診をおすすめします。
悪露の1ヶ月 腹痛との関係はある?
産後1,2か月の主な腹痛の原因は、悪露によるものです。
様々な分泌物を排泄するときに伴う痛みになります。
しかし、子宮復古不全の場合もありますので、みなさんの症状の中で、以下のような気になる症状がありましたら受診をおすすめします。
1、悪露の量が増えた
動きすぎが原因で増えることが多い悪露。
体を休め、減っているようなら問題ありませんが、量が減らないようなら受診しましょう。
2、鮮血のような赤い血が2週間続く
子宮復古不全の可能性があるため、産後2週間以降も赤い血の出血が続く場合は受診しましょう。
3、下腹部に痛みがある
子宮の異常や感染症の疑いがあります。
通常は、後陣痛も産後数日で痛みが引きますし、子宮復古不全の場合も1か月以上痛みが続くことはありません。
4、発熱があり、悪露から悪臭がする
通常の悪露より臭いが強かったり、産褥熱といって、細菌感染や膣炎になっている可能性があったりします。
いずれも出血や痛みが長引き不安な様なら受診するのがよいでしょう。
今回のまとめ
いかがでしたか。
今回は、悪露の正常な期間はどのくらい?、1か月を過ぎても悪露が赤い場合は異常?、腹痛と関係するのか詳しく解説しました。
悪露の正常な期間は、通常1か月で終わる場合が多いです。
しかし、悪露には個人差があり、また、一人目、二人目・・・と出産によっても違ってきます。
しかし、あまりに悪露が続くようでしたら、子宮内に胎盤が残っている可能性もあります。
心配でしたら診察をおすすめします。
また、1か月たっても血が赤いようでしたら、子宮復古不全といい、子宮が何らかの理由で妊娠前の状態に戻れなくなっているかもしれません。
異常があってはいけませんので受診しましょう。
さらに、産後に腹痛を伴う場合がありますが、ほとんどは悪露によるものです。
しかし、悪露の量が増えた、鮮血が2週間以上続く、下腹部に痛みがある、発熱がある場合は違う可能性もありますので注意しましょう。
産後の悪露、人によって症状が違うので心配になるのではないでしょうか。
みなさんの不安が解消されるよう、ぜひ参考にしてください。