ピアノで、初めて見た楽譜をすぐに演奏するのは「初見演奏」といいます。
パッと弾けると、色々な音楽に触れられて楽しいですし、かっこいいですよね!
あなたは、難しくて自分にはできないと思っていませんか?
諦めないでください!
実は、ちょっとしたコツさえつかめば誰でも上達できます!
そこで今回の記事では、初見演奏が上達するための4つの練習ポイントをご紹介します!
ぜひ、今まで挑戦したことがなかった「初見」を練習して、たくさんの音楽と触れ合ってくださいね^^
ピアノの初見が上達する練習ポイントまとめ
では、初見が上達するポイントについて紹介していきます。
楽譜の全体像予見をする
初見演奏を上達したい方は、いきなり難しい曲から取り組む必要はありません。
8小節~16小節くらいの、全体像がつかみやすい短い曲から始めましょう!
曲を用意したら、弾き始める前に「予見」します。
※「予見」とは、調性は?拍子は?記号は?テンポは?難しそうな箇所は?のように、先にざっと目を通すことです。
最初のうちは少し時間がかかってもいいので、とりあえず最後まで一気に見てください。
この時には、細かく見るのはNGですので、注意しましょう!
「えっと…右手はドレミラ…左手はえっと…」
などと、見ないようにしましょう。
長く楽譜を見すぎても意味がないので、大体1分くらい~長くても1分30秒くらいにとどめましょう。
少しだけじっくり見るのは、難しそうな箇所だけにしてください。
この時、調性・拍子などのざっとした情報も確認しておくことが大切です。
予見が終わったら弾き始めます。
テンポを変えない
テンポが速い曲でも、難しければゆっくり弾いて構いません。
しかし、「テンポ」は一定に保ってください。
簡単な箇所だからといって、速くなってしまわないように気を付けてくださいね。
自分で保つのが苦手な場合は、メトロノームを使ってみましょう。
楽にテンポが保てますよ^^
先行して音を読む
弾いている小節だけを見ていると曲の流れに乗り遅れ、テンポが変わってしまう原因にもなります。
先に音を読むくせを付けましょう。
弾き始めたら、1小節先、2小節先を見るようにしてくださいね。
弾き始めたら絶対に止まらない
「弾き始めたら、絶対に止まらない」というのが、初見演奏の最大のコツです!
音を間違えても、リズムを間違えても、何が起こっても絶対に止まったり、弾きなおしたりしないでください!
間違ってしまった箇所は気にせず、先ほど紹介したように先の音を見るようにしましょう。
楽譜を読む力は最低限必要である
今回、上記4つのポイントをご紹介してきましたが、忘れてはいけないのは、最低限の楽譜を読む力「ソルフェージュの能力」はどうしても必要だということです。
特に、楽器を趣味で大人になってから始める場合は、楽器に触れるよりも前に、楽譜は読めるようにしましょう!
ト音記号・ヘ音記号・調性・拍子・リズムなどが、まったく読み取れないと、初見どころではありません。
子供用の簡単な問題集から始めても良いですし、最近では「ソルフェージュ」と検索すると遊び感覚で学べるアプリも出ています。
何事もまずは基礎がとても大切です!
ぜひ、初見出来るように、基礎を固めてチャレンジしましょう^^
ピアノの初見を上達させるポイントまとめ
いかがでしたか?
今回は、ピアノが上達しやすい、初見の練習ポイントを4つご紹介しました。
初見演奏は確かに難しいですが、慣れることが大切です。
最初はぐちゃぐちゃになって当たり前ですので、長い曲を1曲頑張って読むよりも、短い曲をたくさん見て、とにかく数をこなすことが一番の近道です。
1日1曲で良いので、短い曲の初見にチャレンジしてみましょう!
初見が上達すると、たとえば難しい曲に取り組むときでも、譜読みにかかる時間が少なくなる分、より音楽的な内容に取り組むことが出来るので、楽しいですよ^^
ただ、1つ注意していただきたいのは「初見ばかりやらない」ことです。
もちろん、初見が上達するのは大切な能力ですが、そればかりやっていると、大体の流れに任せて間違いも無視して弾いてしまいがちになります。
初見の練習に並行して、1曲1曲を詳しく見る、指のテクニックの精度を上げるという練習も忘れないようにしましょう!
初見が上達して、今よりもっとピアノを弾くのが楽しくなるといいですね^^