お正月といえばおせちですよね。
毎年食べているおせちの具材には、ひとつひとつ意味があるのをご存知でしたか?
おせちには、お正月のお祝い料理として、おめでたい縁起物ばかりが入っているんです。
新年早々縁起物を食べると、運気が上がりそうで嬉しいですよね?
そこで今回は、おせちの具材に込められた意味を一つずつご紹介していきます!
もしもお子さんに聞かれた時は、出来るだけ答えてあげたいですよね?
ここでしっかりと覚えておけば、きっとあなたの評価が上がるはずですよ!
おせちの具材の意味をご紹介!黒豆や田作り、レンコンなど10種類まとめ
そもそも「おせち料理」とは、新年の豊作と家族の安全を祈る行事として、大晦日~元旦にかけて神様にお供えをする料理のことを指します。
私たちはそのお供え物をお下がりとして頂いている訳です。
神様にお供えを捧げている3日間は、神様がいるとされていたために、昔はその期間、炊事をしないという風習がありました。
そのため、日持ちをするものをたくさん作っておいて、それを食べるようにしていたようです。
現在では日持ちをする縁起物を重箱に入れて、元旦に家族皆で食べるのが習わしとなっていますよね。
では具体的に縁起物ってどんなものがあるのか、詳しく見ていきましょう!
【数の子】
数の子はニシンの魚卵です。
そこから子沢山の意味に派生をして、子孫繁栄を願う食材として食べられます。
おせちの具材としては、人気上位の定番ですよね。
【レンコン】
レンコンにある特徴・・・そう!穴が空いていることです。
レンコンの穴から覗くことができるので、将来の見通しが良くなるようにという願いが込められた食べ物です。
また、仏教ではレンコンは汚れのない植物と言われている縁起物でもありますよ。
【黒豆】
黒豆は、この一年をまめ(真面目)に働き、まめ(健康)に暮らせるように無病息災を願う食材です。
また、黒は魔除けの色らしいので、邪念を払う意味でもおせちに入っているようです。
【ごぼう】
ごぼうは土深くに根をまっすぐ張ることから、家族や家業がその土地に根を張って安泰するという願いが込められています。
また、細長い姿から、細く長く幸せであるようにと祈願した食べ物です。
【田作り】
昔は田植えの高級肥料に乾燥いわしを使っていました。
この乾燥いわしを使用した田んぼが豊作だったことから、豊作を祈願する食材なんです。
【タコ】
タコの色って赤と白の二色ですよね?
おめでたい紅白の色からおせちに使われているようです。
また、タコを漢字で「多幸」と書くことができるので、幸せがたくさんきますようにと願われた食材でもあります。
【海老】
海老の丸く曲がった姿から、腰が曲がるまで長生きするようにと、長寿を祈願した食材です。
また、魔除けの朱の色が、おせちの全体を一気に華やかにしてくれますよね。
【紅白なます】
タコ同様、紅白の色はおめでたい水引の色を表しています。
そこから、平和や平安を願う縁起物として食べられているようですね。
【里芋】
里芋は親芋にたくさん小芋が付いてくることから、子宝に恵まれるようにと子孫繁栄の願いを込めた食べ物です。
【くわい】
くわいは大きな芽が出ることから、出世(芽が出る)を願った食材です。
さらに、昔の仮名遣いでは、「くわ」は「か」と書いていたことから、「くわい」を「かい」と読み、「快」と変換することで、一年を快く過ごすことができるように願いを込めたとも言われています。
今回のまとめ
いかがでしたか?
今回は、おせちの具材ひとつひとつに、色んな意味が込められていることをまとめました。
昔の人は、本当によく考えたなぁと感心します。
どんな願いが込められているのか知った上でおせちを食べれば、今年一年の抱負や、昨年を無事に過ごせたことに感謝する気持ちが芽生えてきますね。
おせち料理は、ある意味、新年を新しい気持ちで、快く過ごすために食す料理なのかもしれません。
今年のお正月は、おせちの具材に込められた意味を感じながらおせちを食べ、皆でワイワイと楽しいお正月にしてみてください!