おせち料理は普段何に入れて食べていますか?
大抵のお家では重箱に詰めて食べていると思いますが、そもそもこのお重の役割をご存知ですか?
毎年何気なく重箱のおせち料理で新年をお祝いしていますが、実は、重箱におせちを入れる意味がきちんとあるんです!
また、おせちの重箱ってどんなものを想像しますか?
私は真っ黒でどっしりとしたお重箱を思い浮かべるんですが、最近ではおせちの重箱事情がちょっと変わってきています^^
そこで、今回の記事では、おせちのお重の意味と使い方や役割についてのまとめ、さらに、おしゃれな重箱についていくつかご紹介していきます。
今年は、新しい重箱を使っておせちの盛り付けをしてみてはいかがでしょうか^^
おせちのお重の意味って?由来は?
そもそも、なぜおせちを重箱に詰めるのでしょうか?
おせち料理を重箱に詰めるようになったのは、明治時代からと言われています。
これにはしっかりとした意味があって、「めでたいことが重なりますように」という願いが込められているからなのです。
また、おせち料理を振舞う上で、利便性を考えた当時の人の知恵から、重箱の利用が広まったと考えられているようですが、このことについてはまた後ほど詳しくご説明していきたいと思います。
数え方は上から壱の重、弐の重、参の重、与の重と数え、正式には五の重まであります。
この5段目は、年神様から授かった福を詰めるために空っぽにしておく、という習わしがあります。
よって、中身が入っているのは4段までですが、今では空っぽの5段目は省いて、4段のお重か3段のお重を使用することが多いです。
ただ、与の重は数字にすると四=「死」を連想させるので、中には4段までのお重を避けて、3段までのお重にする人が多いようです。
近年では核家族化が進み、一家族当たりの人数も少なくなってきていますので、その関係もあります。
昔は一家族が大人数、またはお正月には親戚一同集まっての食事などがありましたので、おせちはたくさん作れらていましたが、今はお正月に帰郷せず、家族だけで過ごす人も多くなっていますよね?
その為、おせちは3段が多くなっているのでしょう^^
お重の使い方は?どんな役割があるのか解説!
では、具体的にお重にはどんな役割があるのでしょうか?
先ほど述べたように、昔の人は縁起担ぎに加えて、利便性の点から重箱を使うようになったのですが、その主な理由として2つほどご紹介します。
⑴お正月は、テーブルや机の上にどうしてもたくさんの料理を広げるので、おせちを重箱に入れておくと、重ねて置けるので置き場所を取らないから
⑵何日にも分けて食べるおせちに、ほこりや虫が入り込まないように、蓋の機能も備えた保存容器として向いていたから
昔は保存するにも冷蔵庫もラップもありませんから、おせちを保存する観点から重箱がとても重要で、ピッタリの容器だったんですね!
おせちのお重 おしゃれなものもあるの?最新の重箱事情も!
これまでの事を読んでいくと、重箱が今日まで親しまれ使われてきたのは、昔の人の知恵がたくさん詰まっているからなんですね^^
元旦には日本の伝統を大切にしながら、重箱に詰めたおせちをみんなで食べたいと思いませんか?
でも、昔ながらの真っ黒い重箱では、なんだか古臭いと感じる人もいるかもしれません^^;
ところが、最近は黒い重箱だけではなく、オシャレでモダンな重箱がたくさん出てきているって事、知っていましたか?
そこで、私がオススメする重箱を3つこちらでご紹介していきますね!
1)HAKOYAシリーズ 華文様梅
昭和24年から続くたつみやさんが作る重箱は、昔ながらの柄を使った和モダンな可愛らしいものが多いです。
これならお正月にもピッタリですし、お子さんの運動会のお弁当用としても活躍しそうですよね。
お子さんがいるご家庭では、キャラクターものの重箱で出してあげれば喜ぶこと間違いなしではないでしょうか?^^
好きなキャラクターがあれば、苦手なおかずも食べてくれるかもしれませんね?
3)tawatawa 紀州漆器 三段重箱
欧風テイストの柄が描かれた紀州漆器の重箱は、和風のおかずでも洋風のおかずでも違和感なしです!
カラーも豊富なので、自分好みの重箱が見つかると思いますよ^^
今回のまとめ
いかがでしたか?
今回は、おせちのお重の意味と使い方についてのまとめと、おしゃれな重箱についてご紹介しました。
ひとつでたくさんの役割が担える重箱は、忙しい年末年始にピッタリのアイテムだと分かって頂けたのではないでしょうか?
いつも何気なく使っているかもしれませんが、今年は気分を変えて新しいものを使ってみるのも良いかもしれませんね^^
素敵な重箱でお正月の食卓を彩れば、きっと気分も上がるはずです!
来年の新年はオシャレで可愛らしいお重で楽しく始めましょう。