おせち料理を手作りで作る方は多いですが、ここで気になるのは、販売品のように保存料を使うわけではないので、作りのおせちを「どうのようにして長く保存させるか」ですよね?
手作りのおせちの場合、どうすれば保存することが出来るのでしょうか?
また、どのように保存すればいいのでしょうか?
そこで、今回の記事では、手作りおせちの保存方法と材料の保存について、保存するのに良いおせちのレシピをご紹介します。
おせちをせっかく作っても、保存方法をしらないと、いつのまにか食べれなくなっていた(腐っていた)なんてことになると悲しいですよね?
ぜひ、こちらを参考にして、上手に保存して食べきってくださいね^^
☆関連記事☆ おせちの仕切りについても^^
おせちのお重に仕切りは要るの?詰め方のルールと100均などおすすめ5選!
おせちの手作りを保存するには?
まず、手作りおせちを保存するにはどうすればいいのか?ですが、一番は作ってすぐに冷凍保存することです。
しかし、食材によっては冷凍保存も出来ないものもありますので、注意が必要です。
こちらでは、冷凍保存が出来ないおせちを、どのようにすれば日持ちさせることが出来るのかご紹介していきますね。
まず、味付けによって日持ちが変わるということをご存知でしょうか?
日持ちをさせる味付けはこのようなものになります。
☆1 お酢を含むもの
☆2 味が濃いもの
☆3 香辛料が使われているもの
↑のものがどうしてよいのか?ですが・・・
お酢や香辛料には殺菌作用があり、雑菌がわきにくくなっています。
また、濃い味付けには砂糖や塩がたくさん入っています。
砂糖や塩は、食べ物が痛む原因となる雑菌の増加が抑えられるので、痛みにくいようになっています。
おせちのレシピを見てみると、酢・塩・しょうゆ・砂糖をたくさん使う料理が多いですよね?
これは「雑菌の繁殖を抑え、お正月の間おせち料理を日持ちさせるようにするため」のものだったのです。
ですので、おせち料理は全体的に日持ちしやすいんですね^^
上記を踏まえて、味を付けていけば、保存できる期間も長くなるでしょう。
ぜひ、一工夫してみてくださいね!
おせちの材料を保存するにはどうすればいい?
次に、おせちの「材料」を保存する場合についてご紹介します。
おせちの材料を保存する・・・ということはあまりないようにも思いますが、おせちを手作りしていく中で、時間的にすぐに作れない場合なども出てきますよね?
どうしても、師走はどの家庭も忙しいので^^;
また、時短やまとめて作るためにも、保存したほうが良い場合もあります。
そういった場合には、下記を参考にしてみてください。
1)おせち料理の中で、下処理が必要な食材は「下処理をしてから冷凍すること」
もし、材料を保存しないといけない場合、普通に冷蔵庫で保存できるものはそのまま入れておけばいいのですが、下処理が必要なものは、まず下処理をしてから保存したほうがいいです。
例えば、くわいやサトイモなどは、下処理してから料理に入りますので、そういった「下処理」が必要なものは、先に済ましておくというのも1つの手です。
また、下処理は、地味な作業ですが結構時間を使いますので、そういった材料をあらかじめ集めて、「下処理」をする日を作るのもいいですね。
そうすれば、いざ取り掛かるとき、すぐに本題のレシピへ取り掛かれるので、時短にもなります。
2)生のまま保存するものは、一部調味液と漬け込んで冷凍するといい
おせち料理も、いろいろな食材を使いますので、「生」のものも多いですよね~
特に生魚や生肉など、いくら冷蔵庫に入れていても、あまり日持ちはしませんので、買って来たらすぐに作らないといけない・・・^^;と焦りますよね?
そこでおすすめなのが、ブリや鳥の照り焼きなどの生魚や生肉を使うものは、調味液を生の状態で漬け込み、それをジップロックなどの密封袋に入れて冷凍しておくことです^^
こうすると、すぐに作らないといけない・・・^^;と焦ることもなく、さらに味がよく馴染んで調理した時とてもおいしく仕上がるという良い点までついてきます。
おせちの材料を保存したい場合は、こういったことを参考にしてもらえるといいですね^^
おせちのレシピで保存に最適なものは?
最後に、おせち料理を保存するのに良い調味料を使ったレシピをご紹介していきます。
こちらのレシピであれば、日持ちは長くなりますので、手作りのおせちの保存期間が気になっている場合は、参考にしてくださいね。
☆田作り☆
(材料)
・田作り(小さなカタクチイワシを干した乾物)…100g
・砂糖…大さじ6
・みりん…小さじ4
・しょうゆ…大さじ5
・酒…小さじ2
・いりゴマ…お好みで
(作り方)
1 大きな皿にクッキングシートをひき、田作りを並べます
2 レンジで600wで3分加熱して冷まします
3 フライパンに砂糖・みりん・しょうゆ・酒を入れて沸騰させます
4 調味料が沸騰したら、②の田作りを入れます
5 汁気が無くなるまで混ぜたらゴマを入れ、全体に混ざったら火を止めます
6 ①で使用したクッキングシートの上に混ぜ合わした田作りを並べて冷まします
7 冷ましたら容器に入れて完成です!
参考:クックパット【田作り】
☆酢レンコン☆
(材料)
・レンコン…小一節(150g)
・砂糖…大さじ3
・みりん…大さじ2
・酢…大さじ4
・塩…ひとつまみ程度
・水…120cc
・昆布…4cm
・鷹の爪(小口切り)…1/4~1/2本分
(作り方)
1 鍋にレンコンと鷹の爪以外の材料を全部入れて30分ほど置いておきます
2 その間にレンコンの皮をむき、3~4mmの厚さに切ります
3 切ったレンコンは薄い酢に水15分程度つけておきます
4 ①の鍋に火をかけて、沸騰直前に昆布を取り出します
5 煮立ったらレンコンを入れて、一煮立ちしたらすぐに火を止めます
6 鷹の爪を加え、そのままの状態で粗熱を取ります
7 汁ごとタッパーなどの保存容器に入れ、冷蔵庫に入れて一晩経ってからが、食べごろとなります!
☆筑前煮☆
(材料)
・鶏もも肉…1枚
・ごぼう…1本
・レンコン…小1節
・サトイモ…8個
・人参…1本
・たけのこ(水煮)…1本
・干ししいたけ…8枚
・こんにゃく…1/2枚
・絹さや…8枚
・☆干ししいたけの戻し汁+水…カップ3~4(600cc~800cc)
・酒…大さじ3
・みりん…大さじ3
・しょうゆ…大さじ2
・砂糖…大さじ1
(作り方)
【下処理】
① 干ししいたけは水に戻します
② 鶏肉は一口大に切っておきます
③ ごぼうは皮をそいでから乱切りにし、酢水にさらします
④ レンコンは1cmくらいの輪切りにし、酢水にさらします
⑤ サトイモは上下を切り落とし、六角に皮をむき、塩をまぶしてからもみ洗いをしてぬめりをとり水にさらします
⑥ 人参は花型で抜いて飾り切りにします。型が無い場合は乱切りで大丈夫です
⑦ たけのこは穂先の方を立てにくし切りにします
⑧ こんにゃくは7mmくらいの厚さに切り、幅広い面の中央4~5cmくらいの切れ目を入れてくるっとひっくり返して手網にします
⑨ 鍋に湯を沸かし、こんにゃくを下茹でしザルにあげます
⓾ 戻したしいたけは、軸をとり4つ切りにします
⑪ 絹さやは筋を取って先端をV時に切り込みを入れ、熱湯でさっと茹でザルにあげます
これで下ごしらえは完了です!
続いて、本調理に移ります↓
1 熱した鍋に油を引き、鶏肉を炒めます
2 鶏肉に焼き色が付いたら②~⑭までの下準備した材料を火が通りにくい順番に鍋に入れ、しいたけの戻し汁+水(カップ3~4)を入れます
3 水の分量は材料がひたひたになるくらいです
4 煮立ったら、酒・みりん・しょうゆ・砂糖を加え、あくが出たら取り除きます
5 アルミホイルやクッキングペーパーなどで落し蓋をし、弱火で約30分煮ます
6 粗熱をとり、器に盛り付けて絹さやを散らせれば完成です!
参考:クックパット【✿筑前煮(煮しめ)✿おせち・お食い初め】
今回のまとめ
いかがでしたか?
今回は、手作りおせちを保存する方法と、材料を保存する方法、さらに保存するのに良いレシピをご紹介しました。
再度まとめると、
基本的には、冷凍保存が一番いいです。
ただ、手作りおせちで冷凍保存が出来そうにない材料がある場合は、お酢・濃い味付け・香辛料を使うと痛みにくくなりますよ!
くわいやサトイモなど、下処理の必要なものは下処理をしてから、またブリや鳥の照り焼きなどは生の状態で調味液をジップロックなどの密封袋に入れてから冷凍すると、調理が楽になるので、おすすめです^^
おせちのレシピで保存に最適なものを3品ご紹介しましたが、ポイントは、お酢を使うこと・香辛料を使うこと・しょうゆや塩や砂糖を多めに使い濃い味付けにすることが大切です。
手作りおせちには保存料が入っていませんので安心して食べることは出来ますが、やはりその分痛みやすいです。
それを防ぐために、今回ご紹介したことを参考に、日持ちの出来るおせち料理を作ってみてはいかがでしょうか?
手作りのおいしいおせちで、楽しいお正月を迎えてくださいね^^
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