この記事では、台風のときに停電が起こる原因や、そもそも停電になりやすい地域はあるのか、などについてご紹介します。
もしあなたが、停電の原因や停電に対する備えなどに興味がある場合は、停電の時に注意することなども合わせて解説しているので読み進めていってくださいね!
そもそも、台風はこのようなものとされています。
台風とは、熱帯の海上で発生した低気圧(熱帯低気圧)のうち、最大風速(10分間平均)が17.2m/s以上となったものを「台風」と呼びます。
日本気象協会より
実は西太平洋・南シナ海に発生したもののみが台風と呼ばれていて、別の領域で発生したものは別の名前で呼ばれるようです。
台風が発生した時、気になるのは雨や風による被害ですね。
私の家が2018年の台風で被害に遭ったときは、瓦は落ち、カーポートは飛んでなくなっていました。
この時に被害に遭った家はとても多く、近所の瓦屋さんによると100件以上の修理の依頼があり修理がとても追いつかないと聞きました。
そのため年末になってもブルーシートを被ったままの家がたくさん残っています。
しかし、2018年の台風で被害に遭ったのは屋根だけではありませんでした。
それは停電です。
台風のよく通る地域ではありますが、私がこの地域に住み始めからて停電を経験したのは初めてのことでした。
台風の停電 原因は?どんなことで起こるの?
台風は6月の終わり頃から9月の初め頃にかけて発生する、最大風速17.2m以上の熱帯低気圧のことです。
その年や時期によって規模が違いますよね。
2018年の台風は大変規模が大きく、たくさんの被害を残していきました。
私の地域もそんな被害の遭った地域の一つで、屋根や瓦は風で剥がされカーポートは飛んでどこかに行ってしまいました。
年末も近付いているにも関わらず、修理が追いついていないためにブルーシートを被った屋根がまだちらほら目に付きます。
そんな台風で一番辛かったのは停電でした。
真夏に停電してしまうと、ただ電気がつかないだけではなくエアコンはおろか扇風機も動きません。
私の家はオール電化でしたので本当に最悪でした。
では、台風が通るとなぜ停電が起こるのでしょうか?
実は、ただ台風が通っただけで停電することはありません。
停電する原因の一つ目は変電所への落雷によるもので、二つ目は台風によって発生した強い風によるものです。
変電所とは発電所から送られてきた電圧を変圧器によって必要な電圧に昇降させる場所です。
これがあるから、私たちの家に発電所から電線を通って送られてきています。
これが落雷によって機能を失い、停電するのが原因の一つです。
もう一つの原因が、強い風や風で飛ばされた何かにぶつかり「電柱が折れた」「電線が切れた」ことによることです。
変電所から送られてきた電気が、電柱が倒れ電線が切れることによって各家に流れることが出来なくなることにより停電が起こります。
今年(2018年)に発生した台風では風で電柱が大量に折れてしまい、電力会社の人が対応に追われていたことがとても印象的でした。
台風 停電しやすい地域は?
台風で停電しやすい地域というのは特にありません。
山の中だろうが街中だろうが台風の通る道によって左右されます。
実際、今年(2018年)の台風は田舎だけではなく街中での停電も多く発生しました。
大阪での停電は特に規模が大きかったですね。
ニュースを見て「大阪で停電?!」と思った方も多かったのではないでしょうか。
私の住んでいる地域はよく台風の通る地域ではありますが、今年(2018年)の台風に当たるまで停電の経験をしたことはありませんでした。
台風が原因での停電は、台風の進路や規模によって左右されますので「この地域だから必ず停電する」なんてことはありません。
ですので、どの地域でも台風の発生しやすい時期は台風の進路や規模の情報をきちんと仕入れることが大切です。
台風での停電 注意することはある?
台風で停電した時に一番最初にしておくことは「家のブレーカーをOFFにしておくこと」です。
これ、知られていないことが多いのですがブレーカーをONのままにしていると、急な電気の流れで家電がショートを起こして故障してしまうことが多いようです。
最悪火事の原因になる事もあるようですよ。
停電した際は必ずブレーカーを落としておくことと、できたら家電のプラグも抜いておくと更に良いでしょう。
もう一つ、台風によって停電した際に気をつけないといけないことがあります。
台風が去ったあと、家の周りを確認するために外に出ますよね。
特に停電をするほどの被害だと、電柱や電線が無事か確認しに行く場合も多いのではないでしょうか。
そんな時に気をつけないといけないのは切れた電線や倒れかけの電柱に近付かないことです。
切れた電線には電気が流れていますので触れただけで感電してしまいます。
ひびの入った電柱や倒れかけの電柱があるとき急に倒れて下敷きにされるかもしれません。
そんな被害に遭わないよう、切れた電線やひびが入った電柱・倒れかけの電柱を発見した場合は速やかに電力会社に連絡するようにしましょう。
点検や修理に来てくれます。
今回のまとめ
今回は、台風の停電の原因や停電のしやすい地域、停電した時に注意することをご紹介しました。
台風での停電の原因は2つあります。
1つ目は変電所への落雷、2つ目は電線が切れた・電柱が倒れたことによって起こります。
台風によって停電のしやすい地域と言うものは特にありません。
その年の台風の規模や進路によって左右されます。
停電をしたときの備えをするために、台風が発生したら規模や進路をしっかりと確認しておきましょう。
もし、台風で停電した際に注意しておきたいことは2つあります。
1つはブレーカーを落としておくことです。
電気が復活した際、急な電圧で家電がショートし故障の原因になったり最悪火災を起こしたりします。
家電のプラグも抜いておくと更に良いでしょう。
2つ目は台風が去って家の周りを確認する際、切れた電線やひびの入った電柱・倒れかけの電柱を見つけても近付かないことです。
感電や倒れた電柱に下敷きにされる恐れがあります。
発見したら速やかに電力会社に連絡するようにしましょう。
私も経験しましたが、ただの停電と言って侮ってはいけません。
停電には必ず原因があり、それによって二次被害が起こることもあります。
そうならないよう、必ず注意事項を守って停電が復旧されるのを待ちましょう。