地鎮祭と聞くと何をイメージしますか?
お供え物がありますが、その中に「海の幸」というものがあります。
一般的に「めでたい」から「鯛」を用意する方が多いようです。
ここで気になるのは、地鎮祭でお供えする「鯛」についてです。
地鎮祭で使う鯛はどのようなものがいいのでしょうか?
地鎮祭で鯛を調べていると「鯛の縛り方」とありますが、これはどのように縛ればいいのでしょうか?
地鎮祭にお供えするときの鯛の向きなんかも気になりますよね。
そこで、今回の記事では、地鎮祭に使う鯛はどんなものがいいのかと、鯛の縛り方や向きについてご紹介していきます。
地鎮祭を行う場合は、ぜひ読んでおきましょう^^
☆関連記事☆ 鯛の金額などについても^^
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地鎮祭での鯛はどんなものがいい?
地鎮祭で使う鯛はどのようなものが良いのかはとても気になるところですね?
鯛の大きさは地域の水揚げによって違いはありますが、一般的には大きさは30cmくらいで重さは1kgほどの真鯛を使うことが多いようです。
スーパーの鮮魚コーナーや魚屋などで事前に「地鎮祭に使いたいので、30cmくらいの鯛の用意をお願いします。」と注文しましょう。
そうすれば、お店側が用意してくれます。
ちなみに、地鎮祭用の鯛はインターネット通販でも購入することも出来ますよ。
地鎮祭での鯛の縛り方は?
神事ではよく麻紐を使います。
そして、その紐は、地域によって色々な縛り方があるようです。
基本的な形として、鯛の口付近と尾をそれぞれ縛ってお腹側に引き寄せるように縛るのが一般的です。
☆鯛の縛り方☆
1、まず麻紐を鯛の5倍ほどの長さに切ります
2、それから輪を作って背びれに引っ掛けます
3、左の方に麻紐を引っ張り、(背びれが張るようにします)それを下の方から鯛の口に噛ませ、右に引っ張ります
4、引っ張った麻紐を奥から手前へ持ってきます
5、尾の根元で回し、ぐるっと回して奥へ麻紐を持って行きます
6、一度根元で縛って固定し、麻紐を手前へ持ってきます
7、手前へ来た麻紐を引けばわが小さくなるので、それで輪の大きさを調整します
8、余った紐を切り落とします
参照:地鎮祭での鯛の縛り方
ちなみに難しいようでしたら、特に縛ることなくそのままの状態で乗せても大丈夫なようです。
その理由は、実は「海の物」でお供えされるものは鯛だけではないからです。
昆布やスルメであったり、魚なら鯖などがお供えされることもあります。
ですので、中には購入したパックそのままでお供えする方もいるようです。
「縛り方はよく分らないけど、鯛をキレイに縛ってお供えしたい」と言うのであれば、前日までに地鎮祭を執り行ってくれる神社に聞いておくと良いでしょう。
神事についてのエキスパートですので、丁寧に教えてくれるはずですよ^^
地鎮祭の鯛の向きは?
基本的に地鎮祭でのお供え物は神様にお見せするようにします。
ですので、鯛ならば頭を右に、腹の部分を神様に向けるようにします。
つまり、こちら側から見ると逆に見えるようにお供えすると良いでしょう。
お供え物は神様へ捧げるものですので、向きは神様から見て表に見えるようにおくことが鉄則です。
これはどのお供え物をするときでもそうですので覚えておきましょう。
今回のまとめ
いかがでしたか?
今回は、地鎮祭に使う「鯛」についてご紹介しました。
再度まとめると、
地鎮祭で使用する鯛は、一般的には大きさが30cmで重さが1kgくらいのものになります。
30cmの鯛が無かった場合は20cmほどの鯛を2尾使用することもあるようです。
地鎮祭の鯛の縛り方は、鯛の口付近と尾をそれぞれ縛ってお腹に引き寄せるように縛ります。
簡単に言えば、海老反りしているよう見えるように縛るのです。
動画では簡単に縛られていましたが、鯛を縛った人の体験談を見ていたら実際に縛るのは難しいようです。
無理なようでしたら縛りもせずにそのままお供えしても大丈夫です。
縛り方はよく分らないけど鯛をキレイに縛って完璧な地鎮祭にしたいという方は、神事の専門家である神社に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
地鎮祭での鯛の向きは、神様にお見せするようにお供えします。
お供え物は神様へ捧げるものですので、向きは神様から見て表に見えるようにおくことが鉄則です。
地鎮祭は一生に一度あるかないかという行事ですが、色々な決まりもありますので
よく調べて神様にも失礼のないように執り行えたらいいのではないでしょうか。