地鎮祭とは「家を建てる際の工事の安全を祈願する儀式」のことです。
そんな時にまず知っておくべきなのは、地鎮祭のマナーです。
ただ、地鎮祭はそう頻繁にあるものではありませんし、一生に一度あるかなくらいのものなので地鎮祭のマナーと言われても普通は分りませんよね^^;
しかし、実際に地鎮祭にはいろいろと、知らないけれど「知っておくべきこと」がたくさんあります。
例えば・・・
「当日の服装はどんなのが良いのかな・・・?」
「地鎮祭での礼のやり方ってどうするの(-_-;)」
「神社への御礼はした方がいいの?」
などです。
このように、地鎮祭当日に不安一杯で挑みたくは無いですよね?
そこで、今回の記事では、地鎮祭の6つのマナーについてご紹介します。
この6つのマナーを覚えておけば、地鎮祭をしっかりと執り行うことができます。
そうすれば、家を建てる際の不安もなくなるのではないでしょうか^^
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地鎮祭のマナーとは?6つご紹介します!
地鎮祭は「一生に一度あるかな・・・」程度のものなので、一口にマナーと言われても分りませんよね^^;
今回は、その地鎮祭のマナーを6つご紹介していきます。
ぜひ、活用してみてくださいね^^
地鎮祭当日の服装について
1つ目は、地鎮祭の当日の服装についてです。
地鎮祭は神様をお迎えして、土地の利用の許しを請う儀式です。
ですので、昔から地鎮祭は平服・正装でと言われています。
しかし、最近では個人住宅ならば普段通りの服装で参加しても大丈夫でしょう。
私が地鎮祭をやる時に、いろいろと聞いたり調べたりしていたら、大規模な地鎮祭はスーツやワンピースなどの服装で参加しているようでした。
ただ、個人住宅での地鎮祭は普段着の方が多かったので、私たちも普段着の少しきちんとしたもので、参加しました。
家を建ててくれるハウスメーカーや工務店の方も、地鎮祭に作業着で参加していましたので、それ程気にすることはないでしょう。
ただしここで注意なのが、普段着と言っても常識の範囲内での普段着であるということです。
あまりに派手な服装や、露出の多い服装で地鎮祭に参加することは控えた方が良いでしょう。
地鎮祭は、神様に土地の利用の許しを請う儀式ですので、普段着の中でも、少しキレイめな普段着と考えておきましょう。
「普段着で本当に大丈夫?」と気になる場合は、家を建ててくれるハウスメーカーや工務店の方に地鎮祭を行う前に「どのような服装が良いか」を確認してみてくださいね。
地鎮祭での礼のやり方について
2つ目は、じちんさいでの「礼」(れい)のやり方です。
実は、地鎮祭での礼にも作法があるのはご存知でしょうか?
やり方は、二拝二拍一拝(二礼二拍一礼)(にれい・にはくしゅ・いちれい)と呼ばれるもので、こちらのやり方が一般的です。
1、深々と2回お辞儀します[二拝]
2、胸の前で、2回拍手(かしわで)を打ちます[二拍]
3、手を合わせ、お礼を心の中でいいましょう[祝詞]
4、最後に、1回深くお辞儀をします[一拝]
このやり方は、地鎮祭のお礼だけではなく、初詣・お宮参り・七五三・厄払いなどや、通常の神社の参拝などにも共通している作法になりますので、覚えておくといいですね^^
基本的には、事前に神主さんが教えてくれ、その通りに行えばいいので、そこまで必死に覚えなくても大丈夫です^^
私が地鎮祭を行った時も、神主さんがその場でしっかりと丁寧にやり方を教えてくれました。
そうすれば、間違えることなく行えますので、あなたが地鎮祭をする場合も、ここは心配しなくても大丈夫ですよ!
ただ、「このような作法がある」ということだけでも知っておくと、いざ二拝二拍一拝を行う時に焦らずに済むので、覚えておいてくださいね^^
神社へのお礼のマナーについて
3つ目は、神社へのお礼についてです。
地鎮祭での神主の方へのお礼として、祈祷料を支払わなくてはいけません。
この祈祷料のことを、「初穂料」(はつほりょう)または「玉串料」(たまぐしりょう)といいます。
まず、「初穂」(はつほ)とは、その年に初めて収穫されたお米のことです。
この初穂[お米]の代わりにお金をお供えすることが「初穂料」です。
まず、「玉串」とは、榊(さかき)の枝に紙垂(しで)をつけたものです。
「玉串料」は、玉串の代わりにお金をお供えするものです。
この神社へのお礼として奉納するお金(初穂料または玉串料)は、熨斗(のし)袋に包んで渡して下さい。
また、これとは別に、もぃ神主さんが車で来る場合には、神社から会場までの距離に応じて、御車代(おくるまだい)を渡す必要があります。
この辺のことも、ハウスメーカーなどに事前に相談して、聞いておくことが大切です。
熨斗の書き方について
4つ目は、熨斗(のし)の書き方についてです。
地鎮祭のお礼として奉納するお金(初穂料または玉串料)は、熨斗(のし)に包み、「初穂料」・「玉串料」・「御礼」と熨斗の表に書きます。
また、「奉納」・「奉献」・「御供物料」などでも大丈夫です。
ちなみに、下記は私が地鎮祭をしたときに書いたものの例です。(名前は個人情報なので変えてあります)
私の場合は、「御供物料」として神主さんに渡しました。
参考にしてくださいね^^
初穂料または玉串料の金額の相場について
5つ目は、初穂料または玉串料の金額についてです。
神主さんにお渡しする金額の相場は、個人住宅ならば、一般的には1万円~5万円程度の金額といわれています。
地鎮祭はお祝い事ですので、出来るなら新札を用意してください。
上記の金額は、相場といっても、あくまで一般的な金額ですので、初穂料または玉串料は地域によって異なる事がありますので、注意が必要です。
それ以外にも、神社側で最低金額を規定していることころもあるようなので、やはりハウスメーカーや工務店などの建設業者、もしくは直接神社に問い合わせて聞いておきましょう。
ちなみに私たちの場合は、金額は3万円でした。
この中に、用意するものや、お車代も含まれていましたので、いろいろと用意する必要もなく、当日は安心して参加することが出来ました。
こういった、神社側で用意してくれる場合もありますので、あなたが行う神社や、ハウスメーカーに、「どうやって地鎮祭を行うのか」聞いてみるといいですね。
ご近所への挨拶について
6つ目は、ご近所への挨拶についてです。
地鎮祭は基本的に施主やその家族と、ハウスメーカーや工務店などの建設関係者といった建設に関係する人だけが参加することがほとんどです。
しかし、ここで忘れてはいけないのは「ご近所への挨拶」です。
いきなり予告も無く工事を始めてしまい、工事の騒音などが原因でご近所トラブルが発展してしまっては大変ですよね^^;
ですので、粗品(洗剤やタオルなど、相場として500円程度のもの)を持って、ご近所へ挨拶することを、必ず忘れず行うようにしましょう!
だいたいは地鎮祭が終わった後に、ハウスメーカーや工務店と一緒に挨拶に向かうことが多いようです。
これは「この建設業者がこれからここに家を建てるために工事をしてくれるので、不審者ではありません」と近所の人たちに知ってもらうためです。
確かに、知らない名前の業者が近所を出入りするのは、ちょっと心配になります^^;
なかには、自分たちだけで個別で回ったという場合もあるようです。
ちなみに、私たちの時は、地鎮祭の後の挨拶には、ハウスメーカーだけで近所を回り、「これから工事します。ご迷惑をおかけすることもありますが、よろしくお願いします。」と挨拶してきたといっていました。
そして、私たちがご近所さんに挨拶したのは、は家が建った後で、1000円前後のものを持ち、そちらを配り、挨拶しました。
その家その家、また、ハウスメーカーなどで違うと思いますので、こちらもあくまで一般的なマナーとして覚えておき、あなたが地鎮祭をする時には、ハウスメーカーとしっかりと打ち合わせしてくださいね^^
補足:地鎮祭に呼ばれた場合について
マナーとしては上記6つなのですが、補足として、あなたが親族などの地鎮祭に呼ばれた場合についてのことをご説明します。
親族などの地鎮祭にあなたが呼ばれた場合、祝い酒(清酒)を2本を持参しましょう。
熨斗(のし)には、「奉献」と書き、その下には自分の名前を書きます。
祝い酒ではなく、御祝い金を渡したいという場合は、祝儀袋に「地鎮祭御祝い」と書いてください。
読んでくれた親族などの、付き合いの頻度により金額は上下しますが、金額の相場としましたら1万円~3万円といったところでしょう。
祝い酒を用意して、更に御祝い金を用意する場合は、御祝い金は1万円でも十分です^^
しかし、大半の場合は、個人住宅の場合の大体は祝い酒だけを用意するということがほとんどですので、そこまで気にする必要は無いのかもしれません。
こちらのマナーは、あなたが「地鎮祭に呼ばれた側」の時のものです!
あなたが、地鎮祭を行うときに親族を呼ぶ場合は、何かするということはないので、その辺だけ勘違いしないようにしましょう^^
今回のまとめ
いかがでしたか?
今回は、地鎮祭の知っていて損はない6つのマナーをご紹介させて頂きました。
再度まとめると、
1、地鎮祭当日の服装は普段着で大丈夫です。
ただし、派手であったり露出の多いものは避けるべきです。
あくまで地鎮祭であることを忘れずに、少しキレイ目の服装で参加するようにしましょう。
2、地鎮祭での礼のやり方は、二拝二拍一拝(二礼二拍一礼)と呼ばれるものが一般的な作法となります。
3、神社へのお礼として祈祷料を支払わなくてはいけません。
この祈祷料のことを「初穂料」または「玉串料」と言います。
地鎮祭でのお礼として奉納する初穂料または玉串料は熨斗(のし)袋に包みお渡しするのが作法となります。
4、熨斗(のし)の書き方は、「初穂料」・「玉串料」・「御礼」と熨斗の表に書くのが一般的です。
「奉納」・「奉献」と書いても大丈夫です。
5、初穂料または玉串料の相場は、個人住宅ならば一般的には1万円~5万円程度の金額だと言われています。
しかし、あくまで一般的な金額ですので初穂料または玉串料の相場は地域によって異なる場合もあるので注意が必要です。
6、ご近所への挨拶ですが、工事の最中にトラブルが起こらないように地鎮祭のあとに回るの無難です。
工事でご近所の方にご迷惑もかけることとなりますので、粗品を持って回ると良いでしょう。
補足として・・・
地鎮祭に呼ばれた場合は、祝い酒(清酒)を用意しましょう。
祝い酒ではなく御祝い金を用意する場合は、祝儀袋に「地鎮祭御祝い」と書いて、一般の金額の相場から1万円~3万円程度の金額を包むと良いですよ^^
私の回りにも地鎮祭をして家を建てたという人が、私たち以外にもいましたので少し話を聞いたら、やはり「分らないことはハウスメーカーや工務店などの建設業者に聞くこと」だといっていました。
私たちも同じで、ハウスメーカーに聞いて、わからないことなどは相談しました。
ハウスメーカーや工務店などの建設業者は、たくさん家を建てていて、地鎮祭もその都度行っていますので、経験している数が違います。
ですので、分らないことは専門家に聞くのが一番です。
こちらを参考に、当日はしっかりと地鎮祭を執り行えることをお祈りしています^^
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