地鎮祭は、その土地の神様に家を建てる許しを得て、工事の安全と家の繁栄を祈願する儀式です。
その地鎮祭の準備に必要な物の中にお米があります。
地鎮祭のお米はどのような役割があるのでしょうか?
また、その際にどれくらいのお米を用意すれば良いのでしょうか?
量に決まりでもあるのでしょうか?
また、お米は洗うべきか洗わないべきか迷いますね。
地鎮祭のお米は準備の際に洗わなくても良いのでしょうか?
そこで今回は地鎮祭のお米の役割、お米をどのくらい用意するべきか、またお米を洗わない理由についてご紹介します。
☆関連記事☆地鎮祭の水引の結び方と書き方について。
地鎮祭のお米の役割は?
地鎮祭のお米は、神様へのお供え物となります。
神様にこの土地の利用の許しを得るために、地鎮祭の際に神様をお呼びした時に捧げる物となります。
昔から神様に捧げる物と言ったらお米やお酒のイメージがありますものね。
それはお米や稲には神霊が宿ると昔から言われていて、お米は「神がこめ(米)られたもの」であり神聖な食べ物とされてきたからです。
それに日本神話ではお米の作り方を教えたのが神様だとされ、神前にお米をお供えすることは神様に対する感謝の意味も含まれています。
つまりはお米をお供えすることで、神様に土地を使わしてももらうことの感謝の意味も含まれているということですね。
地鎮祭の米の量はどれくらい?
地鎮祭のお米の量は、一般的には一合~一升程度と言われています。
一合や一升と言われてもどのくらいか分かりませんよね。
お米の場合、「一合=180㏄」・「一升=1.8ℓ」となります。
また、「一合=150g」・「一升=1.5kg」となります。
神社によってお米の量が違うことがあるようですので、事前に地鎮祭を執り行ってくれる神社にお米の量を確認しておいた方が良いでしょう。
地鎮祭のお米を洗わない理由は?
お供えするお米を準備する際に、「おせんまい」を用意すると聞いたことがありませんか?
私もつい最近まで「おせんまい」のことを「お洗米」だと思っていました。
実は「洗ったお米=お洗米(おせんまい)」と同様に「お供えするお米=お饌米(おせんまい)」と言うようで、必ずしも洗わなければいけないと言うわけではないようです。
昔は田んぼの肥料として糞尿を使われていたために「お米はきれいなものではない」とされ、神様に捧げる際にはきれいに洗って乾かしてからお供えをしていたようです。
しかし、近年では肥料に糞尿を使われることがほとんど無くなったため、お米をそのままお供えしても大丈夫となったようです。
それにお米を洗って乾かすのはとても大変な作業ですよね。
でも「お米は洗ってきれいにしてお供えしないといけない」と思っている方ももちろんいますよね。
そのような方が親族にいる方は、そのまま調理のできる無洗米をそのままお供えしているようです。
無洗米は「洗わず食べることのできるお米」=「洗わなくてもきれいなお米」ですので、
そのままお供えできるのは嬉しいですね。
今回のまとめ
いかがでしたか?
今回は地鎮祭のお米の役割、お米をどのくらい用意するべきか、またお米を洗わない理由についてご紹介しました。
地鎮祭のお米は、神様へのお供え物となります。
神様にこの土地の利用の許しを得るために、地鎮祭の際に神様をお呼びした時に捧げる物となります。
それはお米や稲には神霊が宿ると昔から言われていて、お米は「神がこめ(こめ)られたもの」であり神聖な食べ物とされてきたからです。
お米をお供えすることで、神様に土地を使わしてもらうことに対しての感謝の意味が込められています。
地鎮祭でお供えするお米の量は、一般的に一合~一升程度と言われています。
お米の量をわかりやすく言うと「一合=180㏄」・「一升=1.8ℓ」となり、「一合=150g」・「一升=1.5kg」となります。
神社によってお供えするお米の量が番うことがあるようですので、事前に地鎮祭を執り行ってくれる神社にお供えするお米の量を確認しておいた方が良いでしょう。
お供えするお米を準備する際に、「おせんまい」を用意します。
これは「洗ったお米=お洗米(おせんまい)」と同様に「お供えするお米=お饌米(おせんまい)」と言うようです。
ですので、実は洗っていないお米をお供えしても大丈夫な場合があるのです。
それに最近では無洗米を使う家庭が増え「洗わず食べることのできるお米」=「洗わなくてもきれいなお米」とされ、そのままお供えされることが多くなった理由でもあるようです。
お米は昔から神様と強い結びつきのある食べ物です。
地鎮祭が終わった後はいつものお米に混ぜて美味しくいただきましょう。