地鎮祭は家を建てる際に、その土地の神様に土地の利用の許しを得て、工事の無事を祈願する儀式のことです。
地鎮祭の中に「鍬入れ」と言うのがありますが、「鍬入れ」にはどのような意味があるのでしょうか?
また、地鎮祭の準備で鎌・鍬・鋤の道具が必要と聞きますが、鎌と鋤はどこで使うのでしょうか?
更に、鎌・鍬・鋤のそれぞれ意味も気になりますね。
使う鎌・鍬・鋤に順番はあるのでしょうか?
今回はそういった地鎮祭に使う鎌・鍬・鋤の意味や順番についてご紹介します。
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地鎮祭の鍬入れの意味とは?
地鎮祭の鍬入れは、何のために行われるものなのかご存知でしょうか?
鍬と言えば、一番に連想されるのは「畑仕事かな?」なんて思う人は多いのではないのでしょうか。
私も鍬と聞いて一番に連想したのが畑でした。
しかし、地鎮祭の鍬入れは畑仕事を行うためではありません。
鍬入れには家を建てるための重要な役割があるのです。
今のように重機のない時代、昔は家を建てるための土地を均す作業を人の手で行っていました。
その時に鍬は、土地を掘り起こすために使う重要なものでした。
このことから、地鎮祭での鍬入れは施主または施工者が初めてその土地に手を付けるという意味があり、土を掘り起こして起工の始まりを印してします。
他には神様の前で鍬を入れることで、この土地の利用の許しを得るという意味もあるそうですよ。
地鎮祭での鎌 鍬 鋤の意味とは?
実は地鎮祭に使われる鎌・鍬・鋤の3つの道具にはきちんと意味があります。
昔は、鎌で草を刈り、鍬で土地を掘り起こし、鋤で土地を均して初めて家が建てられたのです。
地鎮祭で使われる鎌・鍬・鋤には少し違った呼び方があり、鎌は忌鎌(いみかま)・鍬は忌鍬(いみくわ)・忌鋤(いみすき)と呼ばれています。
その忌鎌・忌鍬・忌鋤の3つを使い、草を刈り・地を掘り・地を均す所作を行い神様に工事の開始を報告するのです。
つまりは神様の目の前で、ここで家を建てる工事が行われることをお伝えするということですね。
神様だって、知らされることなくいきなり工事が始まってしまったら驚くかもしれませんものね。
地鎮祭での鎌 鍬 鋤の順番は?
地鎮祭で行われる儀式の中で、鎌・鍬・鋤が使われるわけですが、実は順番が決まっているのはご存知でしょうか?
鎌・鍬・鋤には一つ一つにきちんと役割があり、使われる順番が決まっています。
重機の無かった時代は、土地を均すために
1、鎌を使って草を刈る
2、鍬を使って土を掘り起こす
3、鋤を使って土地を均す
と言う工程を行わなければいけませんでした。
そのことから、地鎮祭の鎌・鍬・鋤の順番は、
1、鎌を使って盛砂に草を刈る所作をする
2、鍬を使って盛砂を掘る所作をする
3、鍬を使って盛砂をすくう所作をする
と、このように決まっています。
今回のまとめ
いかがでしたか?
今回は地鎮祭の鎌・鍬・鋤の意味や順番についてご紹介しました。
地鎮祭の鍬入れは施主または施工者が初めてその土地に手を付けるという意味があり、
他には土を掘り起こして工事の始まりを神様に伝え、この土地の利用の許しを得るという意味もあるそうです。
地鎮祭で使われる鎌・鍬・鋤には少し違った呼び方があり、鎌は忌鎌(いみかま)・鍬は忌鍬(いみくわ)・忌鋤(いみすき)と呼ばれています。
その忌鎌・忌鍬・忌鋤の3つを使い、草を刈り・地を掘り・地を均す所作を行い神様に工事の開始を報告するのです。
つまりは神様の目の前で、ここで家を建てる工事が行われることをお伝えするという意味が鎌・鍬・鋤にあるということですね。
地鎮祭で行われる儀式の中で、鎌・鍬・鋤には一つ一つにきちんと役割があり、使われる順番が決まっています。
重機の無かった時代は土地を均すために、①鎌を使って草を刈り→②鍬を使って土を掘り起こし→③鋤を使って土地を均すと言う工程を行わなければいけませんでした。
そのことから、地鎮祭の順番も ①鎌→②鍬→③鋤と、このように決まっています。
今は重機があっても家を建てるために土地を均すのはとても大変な作業ですが、昔は重機なんてものは無く今よりももっと大変だったことがわかります。
それにこの土地を均す作業をきちんとしていないとしっかりとした家が建たないので、鎌・鍬・鋤はとても重要な役割を担っていると言えますね。
地鎮祭の鍬入れの儀をしっかりと行って、素敵なマイホームが建てられるようにしましょう。