子供が「花粉症かも?」という疑いが出てきた場合、病院で検査をしてもらわなければなりませんよね?
大人が花粉症の検査をしてもらう場合、大抵は耳鼻咽喉科を受診するでしょう。
ただし、子供がまだ小さい場合は何科を受診するのが適切なのでしょうか?
さらに検査方法や検査費用など気になることはたくさんありますよね?
そこで、今回の記事では、子供の花粉症の場合、何科へ行くべきか、検査費用はどのくらいか、どんなお薬が出されるでしょうか?こういった点についてまとめています。
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子供の花粉症は何科に行く?
花粉症は、いわゆる花粉に対するアレルギー反応が鼻や目、皮膚などに出てくる症状の事です。
大抵は鼻ずまりや目の痒みの症状が多く、一般的には耳鼻咽喉科を受診します。
特に、耳鼻咽喉科にはアレルギー科が一緒に設けられている場合が多いので、耳鼻科でアレルギー検査を行う人がほとんどです。
では、もし小さな子供に花粉症の疑いがある場合はどうでしょうか?
簡潔に言うと、耳鼻科で子供が花粉症の検査をすることは可能です。
ただし、病院によって検査可能な所とできない所と異なります。
これは私の息子の体験なのですが、花粉症の症状が出ているので近所の耳鼻科を受診したところ、鼻の粘膜を採取され、おそらく花粉症であると診断されました。
ところが、どの花粉に対してのアレルギー反応かは粘膜検査だけでは分からないとのこと。
詳しいアレルギー検査は血液検査で可能だったのですが、そこは小さな個人病院だったため、子供用の血液検査キットが無いと言われてしまいました。
子供用の検査キットとは、注射針を腕に打って採取する検査と違って、指先からホチキスのような注射針で採取するので全然痛くない、子供向けの採取方法なんです。
耳鼻科の先生曰く、注射が大嫌いな子を押さえつけて、今ここで採血するよりも、小児科で安全にアレルギー検査をしてもらった方が良いとのことでした。
そこで、先生のアドバイス通り小児科でアレルギー検査を行うことになったのです。
このように、どの耳鼻科でも幼児向けの検査設備が整っているとは断言できないので、場合によっては、小児科で花粉症の検査をしてもらうこともあります。
花粉症の検査で病院を受診する際に、そういったことを事前に聞いておけば、二度手間にならないので安心ですよ。
花粉症の検査費用は?子供はタダの場合も?
さて、実際に花粉症の検査をしてもらったのですが、うちの子供は現在5歳です。
自治体によっては違いがありますが、私の住んでいる場所では、5歳は乳幼児医療費控除という制度があって、医療費や薬代がタダになります。
つまり今回の検査料も無料で行うことができました。
普通大人がアレルギーの血液検査をした場合、最大5,000円ほどかかるケースがあるので、子供の医療費の控除制度はとても助かりました。
ただ先程も言ったように、住んでいる市町村によって制度は異なりますので、あらかじめ確認をしておきましょう。
無料にならなくても、小さな子供の場合は、5割負担や3割負担など、自治体の補助が出る場合が多いので安心してくださいね。
子供の花粉症 処方薬はどんなもの?
小児科のアレルギー検査によってスギ花粉が判明したので、耳鼻科に行って早速報告をしてみました。
すると、スギ花粉の場合、少しでも症状を抑えるために花粉の飛散前から飲み薬を飲み始めた方が良いとのことでした。
先生は、だいたい2月上旬から薬を飲み始めた方が、ピーク時の3月下旬~4月に出てくる症状を緩和することができるとおっしゃっていました。
しかし薬の効果は個人差があるので、あくまで気休め程度と考えておくべきらしいです。
そして、その時に処方された薬がこちら↓
・クラリチン ドライシロップ1%
・アレジオン点眼液0.05%
クラリチンは花粉症による鼻づまりなどの症状を改善する薬で、アレジオンはかゆみや充血を抑える目薬になります。
点眼液については、目の痒みもあったので処方されたのかなと推測しました。
目の症状は眼科なのかなと勝手に思っていたので、耳鼻科で処方してもらえるのは助かりますね。
ともかく、花粉シーズンはこの2点で乗り越えていくことになりました。
花粉症が続く場合は・・・
今回のまとめ
いかがでしたか?
今回は、子供の花粉症の場合、何科へ行くべきか、検査費用はどのくらいか、どんなお薬が出されるでしょうか?こういった点についてまとめてみました。
今回ポイントとして挙げておきたいのは、子供の花粉症を疑い始めたら、早めの受診をすることです。
花粉症は放っておくと、だんだん症状が酷くなっていくので、気づいたときには病院を受診するべきでしょう。
さらに、耳鼻科によっては小さな子供用の設備が整っていない場合もあるので、状況によっては子供のアレルギー検査ができる小児科を受診するのがオススメです。
特にスギ花粉は多くの人がかかっている現代病のようなものです。
小さな幼児の症状が酷くなる前に、早めに薬などで対処しておくことで、ピーク時の症状を緩和することができますから、かかりつけの医師に相談をしてみましょうね。