今回の記事では、台風の停電時の情報や停電による火災保険の補償、休業補償は出るのかについてご紹介します。
また、台風の停電時に情報を得るために気を付けておきたいことや、どういう場合に停電の保障が出るのかについても詳しく解説しているので、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
台風とは、西太平洋・南シナ海で発生した約17m/秒を超える熱帯低気圧のことです。
私の住む地域は毎年台風の通る場所になっていますので、台風の時期になると天気予報のチェックを怠ることが出来ません。
台風が来て発生する被害と言えば、雨風による川の氾濫や床下浸水に土砂災害などがありますね。
他には停電も台風によって起こることがあります。
2018年の台風21号によって、大阪や兵庫や和歌山などの関西圏に大規模な停電が起きました。
私の住んでいる地域も、住みだしてから初めての停電となりました。
停電になると本当に何もできなくなります。
こんなにも電気に頼った生活をしていたのだなと実感した日でもありました。
そんな停電中は本当にいつ復旧するのかの情報が知りたいですよね。
台風の停電 情報は?
2018年台風21号の影響で、今住んでいる地域で初めて停電を経験しました。
私の出身地はよく停電する場所でしたので停電は経験済みでしたので、今回の停電でそれほどパニックになることはありませんでした。
しかし、本当に電気がないと何もできないということを改めて思い知らされた日でもありました。
停電中は本当に何もできません。
停電の情報がどうなっているかとても気になりますが、テレビの電源はつきません。
では、停電中の情報はどのようにして仕入れれば良いのでしょうか?
今回の停電で、私の家は下記のようにして停電の情報入手していました。
車のテレビでニュースを確認。
スマホを使って停電の情報を確認。
特にスマホで確認する場合は電力会社のホームページにアクセスすると停電の情報が詳しくわかります。
車の燃料やスマホの充電が少なくなってくると情報を入手する方法が絶たれますので、必ず台風が来る前に車の燃料を満タンにしておき、できればモバイルバッテリーを持っておくようにしましょう。
台風の停電で火災保険の補償はあるの?
電力会社の設備の不良や従業員などの過失で停電が起きた場合は、電力会社が損害賠償をします。
ただし、雷や台風や地震などの自然災害については補償されません。
では、火災保険では停電での補償はされるのでしょうか?
実は、火災保険には停電での補償は残念ながらしていません。
火災保険の補償対象は、「建物と家財」か「建物のみ」となっています。
例えば、「台風の風などで屋根が飛んだ」「※床下浸水で家財がダメになった」といった場合は補償されます。(※建物のみが補償対象の場合は補償されません。)
ただし、火災保険の担保内容で「電気的・機械的事故担保特約」に加入していれば、停電で故障した機械が補償対象となる可能性があります。
保険によって補償は変わってきます。
補償されるのに申請しないのはもったいないので、災害の被害に遭ったら必ず保険内容を確認するようにしましょう。
自然災害での停電は電力会社による補償はない
火災保険も停電の補償はない
ただし「電気的・機械的事故担保特約」に加入していれば、補償対象になる場合がある
台風の停電で休業補償はでるの?
実は、休業補償は時と場合によります。
例えば、「雨風が強くてお客さんが少ないのでお店を臨時休業にした場合」や、「いつもの閉店時間よりも早くお店を閉めた場合」などはお店側の責任となります。
物理的に営業が可能であるにも関わらず、お客さんが少ないからと言った店の判断で閉めた場合は休業手当が必要になります。
しかし、「豪雨で街が川のようになりお店や会社が水浸しになった場合」や「風でお店や会社が壊れた場合」は物理的に営業が出来ない場合はお店や会社の責任ではありません。
このような場合、休業手当は発生しませんのでご注意ください。
また、労働契約・労働協約・就業規則・労使慣行に基づいて賃金・手当などを行う企業のルールがある場合はそのルールに従うことになりますので労働契約・労働協約・就業規則・労使慣行を確認しておくようにしましょう。
今回のまとめ
今回は、停電時の情報や停電による火災保険の補償、休業補償はでるのかについてご紹介しました。
停電時は車のテレビかスマホが情報源
停電の被害は火災保険の「電気的・機械的事故担保特約」なら補償対象の場合も
休業補償は会社都合の休業の場合に支給
台風で停電した場合、情報は車に付属しているテレビかスマホで入手することが出来ます。
必ず台風が来る前に車の燃料を満タンにしておき、モバイルバッテリーを持っている場合は充電を満タンにしておきましょう。
火災保険の補償は停電だけでは補償されません。
そもそも火災保険の補償対象は、建物のみか建物と家財となります。
ただし、火災保険の担保内容で「電気的・機械的事故担保特約」に加入していれば、停電で故障した機械が補償対象となる可能性があります。
必ず加入している保険の補償内容をチェックしておくようにしましょう。
休業補償は、簡単に言えば「物理的に営業ができる場合」は補償されますが「物理的に営業できない場合」は補償されません。
補償されているのに申請をしないのはとてももったいないです。
私の家も2018年の台風被害で保険の申請をしましたよ。
災害で被害に遭った場合は、必ず加入している保険を確認するようにしましょう。